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食事を我慢しなくていい!ダイエットに効く“痩せる舌”の作り方

2019.12.6
痩せる舌の作り方

「舌」を変えれば、驚くほど簡単にダイエットが成功します!ダイエットをスムーズにすすめるには、いかにストレスなく、ヘルシーな食べ物を好んで選び、適量で満足するかが大切。その鍵を握っているのが、「舌」なのです。そこで、今回は栄養学を専門とする筆者が、ダイエットと舌がどう関係しているのか、痩せる舌を作るにはどうすればいいのかを紹介していきます。

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ダイエットと舌との密接な関係

ダイエットと舌には、実は密接な関係があります。それは、ダイエットにおいて重要な「食事の量」や「食事の質」を左右しているのが、『舌』だからです。

まず、私たちが食事をする目的は大きく2つ。1つは「生命維持のため、体に必要な栄養素を取り込むこと」です。そして、もう1つは、「おいしいものを食べて満足感を得ること」です。

私たちは動物にはない、優秀な脳を持っています。脳は生命を維持するために食事を食べなさいと命令しますが、それ以外にも脳が満足感を得たいという理由で食事を食べなさいと命令を出すこともあります。

その脳が感じる「おいしいもの(食事の質)」を判断するのが、『舌』の役割です。

そして食事をして、脳がおいしい、満足したと感じると満腹感を得ることになり、食事が終わりになります。

その「食事で満足した(食事の量)」という情報を脳に届けるのも、『舌』の役割です。

スイーツを食べる女性

舌には“味蕾(みらい)”という、食事に含まれている様々な成分を感知し、味として脳へ情報を送り届ける器官が存在しています。味蕾で感じる味覚は、甘味、酸味、苦味、塩味、旨味の5種類。最近では、第6の味覚「脂肪味」があるということが、 2018年に九州大学の研究グループによって発表されています。

しかし、味覚には大きく個人差があります。

舌の状態によっては、脳は満足したと判断せず、「もっと量を食べなさい」もしくは「おいしいものを食べなさい」という指令をだします。そうなると、味が濃くカロリーの高いものを食べ過ぎてしまい太ってしまうことになるのです。

ダイエットと舌とは、一見無関係に見えますが、密接な関係があるのです。

舌を変えれば食事の我慢は必要なくなる!

同じものを食べても舌の状態によって、脳へ届けられる情報が変わってくることがさまざまな研究から分かっています。

一般に、現代人がおいしいと感じるものの多くは高カロリーです。脂ののった肉、味の濃い料理(外食)、スナック菓子、コンビニご飯(旨味のための添加物が多い)・・・。それを、さほどおいしくないと感じる舌になったら一体どうなるでしょう?想像してみてください。

ドレッシングを使う量が減れば、サラダのカロリーは半減します。こってり味の炒め料理を、塩でシンプルに焼いただけのお魚にすれば、カロリーも糖質も脂質も半減します。しかも、おいしいと感じるので、ストレスにはなりません。

痩せる舌を手に入れれば、無理なく痩せることができるのです。実際に痩せているけれど「運動も食事制限も何もしていないよ」という女性たちは、痩せる舌の持ち主なのかもしれません。

それではどのようにすると痩せる舌を作ることができるのでしょうか。ご紹介していきます。

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痩せる舌の作り方(1)10日間、脂っこい食事を控える

ピザとパスタ

味覚を感じる味蕾は「10日程度で生まれ変わる」と言われています。

味覚の中でも気をつけたいのが、第6の味覚「脂肪味」。脂の多い食事を食べていると味蕾が、脂の味を感じにくい状態に変わってしまい、脂っこい食事を欲し、太る舌に変わってしまうことが分かっています。

普段から唐揚げやとんかつのように脂っこいものを好んで食べていたり、マヨネーズやオリーブオイル、ごま油など油の多い調味料をたくさん使っていたりする場合は、10日間そういった食べ物を控えてみましょう。スナック菓子も同様です。

10日間、他のものは特に気にせず食べても大丈夫。揚げ物を一生食べないのは厳しいかもしれませんが、10日間のチャレンジだと思って頑張ってみてください。脂っこいものに慣れている方は、ダイエット効果が現れてきます。

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痩せる舌の作り方(2)調味料の種類を見直す

太りやすい人は、濃い味に慣れているため、舌が鈍感になっています。実際に、痩せている人の方が太っている人に比べ、味覚が敏感であることも分かってきています。

薄味に慣れて敏感な舌を手に入れるために、調味料を変えましょう。

最初に排除するのは、ケチャップ、ソース、マヨネーズ、オイスターソースです。一発で味が決まるような調味料には、大量の糖質が含まれているので注意しましょう。味覚もどんどん鈍感になっていきます。

痩せる舌のためには、出汁、塩、こしょう、しょうゆ、味噌など和風の味付けが良いですね。薄い味つけに慣れていきましょう。薄味の食べ物は濃い味の食べ物にくらべ、決まって低カロリーなので、自然とストレスも感じずに痩せていきます。

最初は分からなかった出汁の味も、慣れてくると素晴らしい旨味を感じるようになります。本格的な断食を体験してから、通常の食事をすると味がとても濃く感じるという話はよく耳にしますね。中には、濃い味の外食が変な味に感じるようになったという方もいるくらいです。

痩せる舌の作り方(3)毎朝、舌を磨く

朝起きた時や夜寝る前などに歯を磨くという方は多いかもしれません。しかし、舌もしっかりと磨いている方は意外と少ないのではないでしょうか。

舌をしっかりと磨いて舌の汚れを取り除いておくと、食事をした時に味蕾が働きやすくなり、食事で満足感を得やすいということが分かっています。舌が味に敏感になると、食べ過ぎてしまったり、脂っこいものを好んで食べたりといったことを抑えることができます。

舌は歯のように、1日に何度も磨く必要はありません。一番汚れている、朝の時間に磨くようにしてみてください。

ただし、歯ブラシでついでに舌磨きをしないようにしましょう。舌を傷つける、老廃物を押しやってしまうなどデメリットがあります。舌磨き専用のアイテムを用意してみると良いですよ。

痩せる舌の作り方(4)空腹を我慢しない

舌を出す女性

空腹が長く続き、脳が飢餓状態だと判断すると、何でも良いからとにかく体に取り入れないといけないと思い、味覚は鈍感になってしまいます。

ダイエットのためにと食事を我慢し続けていると、舌がおかしくなってしまう可能性があるので注意しましょう。空腹時間が長くなると血糖値の急上昇という点からみても、ダイエットに悪影響です。

1日3食、もしくは1日5食などにし、空腹時間が長くならないよう心がけてみてください。

痩せる舌の作り方(5)亜鉛を摂取する

何を食べても味が薄く感じる・・・という方は、味覚障害の兆候かもしれません。最近は過度なダイエットなどにより、栄養が偏り、若い女性でも味覚障害に陥っていることがあります。

最も顕著なのは、亜鉛不足による味覚障害です。亜鉛は、正常な味蕾にとって大事な栄養素だからです。

厚生労働省によると、亜鉛の摂取量は成人男性で12mg、成人女性で9mgとされています。亜鉛は牡蠣やレバー(牛)などに多く含まれていますが、摂取しにくいのが難点。身近な食べ物でいうと、実はご飯にも亜鉛が含まれています。

白米、玄米にはそれぞれ100gあたり、1.4mg、1.8mgの亜鉛が含まれています。全くご飯を食べない、野菜と鶏肉だけ食べるようなダイエットでは、亜鉛不足になる恐れがあります。ご飯を毛嫌いせず、正しく食べれば、亜鉛不足による味覚障害を防ぐことができます。

 

 

痩せる舌でダイエット成功!

今回は痩せる舌の作り方について紹介してきました。ダイエットと舌と聞くと無関係に聞こえますが、実は密接な関係があります。太ってしまうのは、濃い味になれすぎてしまった舌のせいかもしれません。痩せる舌を手に入れるとストレスなく体に良い食べ物を選べるようになり、自然と痩せることができますよ。痩せる舌を作っておいしく食事を食べてダイエットを成功させましょう。

監修・執筆:中野卓
大学では栄養学、大学院では運動生理学を専攻。現在はスポーツ科学の研究に携わる。プライベートでは筋トレが日課。ダイエットやトレーニングに関する情報を発信していく。

Posted by kamoshita