common(コモン) | カラダとココロをキレイにするフィットネス&ライフスタイルマガジン

生理不順、PMSが辛い・・・。それって「○○」不足が原因かも

2018.8.15

美腸に特化し、食からキレイと幸せを作る専門機関『インナービューティーダイエット協会』にて、インナービューティープランナーとして活動中の片山真美さんによる連載コラム。今回は、快適な生活を送るために知っておきたい生理について。自分の生理の状態もチェックしてみましょう!

毎月の生理の状態は、いかがですか?

生理には、この3ヶ月間の過ごし方が表れると言われています。生理は、いわば私たちの“体の通信簿“。普段の食生活や、生活習慣の結果を、生理を通して知ることができるのです。

多くの女性が、生理痛やPMS(月経前症候群)は“辛いもの”と感じているといわれています。しかし、本来の生理は、月経中に下腹部あたりに重みを感じる程度で、痛みを伴わないもの。毎月の生理が辛いと感じている方は、体からの「疲れたよ」のサインかもしれません。

生理痛

一度、自分の生理を見直して、体が元気なのか、疲れがたまっているのか、チェックしてみましょう!

生理のおさらい!正常な生理とは?

女性だけが持つ卵巣や子宮などは、赤ちゃんを産むために必要な器官で、これらの成長により起こる生理は、「赤ちゃんを産む準備ができました」という合図なのです。

生理になるまでには、以下のようなステップがあります。

①卵巣の中で卵子が成長する

左右にある卵巣のどちらかで、約1ヶ月に1つ、新しい命のもとになる卵子が成長します。脳の脳下垂体というところから視床下部に指令がいくことで、“性腺刺激ホルモン”が卵巣を刺激し、卵巣の中の卵胞が大きくなります。そのとき、子宮では子宮内膜がふくらみはじめ受精卵を迎える準備をします。この時期を「低温期」と呼び、基礎体温が低い状態が続きます。

②成長した卵子が卵巣から出発!

脳から“黄体刺激ホルモン”が放出され、2センチ程になった卵胞を刺激し、卵子が卵巣の壁をやぶり、外へと飛び出します。これを「排卵」といいます。卵巣から飛び出した卵子は、卵管に吸収されます。この時、精子は卵管の先で卵子を待ち、うまく出会うと受精卵として子宮の中へ運ばれます。

③子宮内膜がふかふかに

同時に、先程の卵胞の残りが黄体となり、黄体ホルモンの働きで、子宮内膜が受精卵のおふとんの役割を果たすために、ふわふわに厚くなっていきます。そして、赤ちゃんを育てるために必要な血液を蓄えて、受精卵がくるのを待っています。

④子宮内膜がはがれて体の外へ

卵子と精子が出会わずに受精卵ができなかったら、子宮内膜は必要なくなるため、子宮の壁からはがれおちて、卵子や血液(経血)と一緒に体の外へ出されます。これが「生理」です。

PMS(月経前症候群)とは?

PMS 考える女性

PMSは“PreMenstrual Syndrome”の略で、日本語では「月経前症候群」と呼ばれます。月経の3~10日程前から起こるキモチやカラダの不調で、月経がくると弱まり、やがて消えていくものです。一方で、「月経困難症」とは生理痛のことで、月経中の症状のことを指します。

PMSの不快な症状は、なんと200種類以上とも言われ、その症状は、心の不調と身体の不調の2つに分けられます。特に多いのは、イライラする、肌荒れ、のぼせる、腹部膨満感、腰痛、頭痛、乳房の痛み、憂鬱になるといった症状です。

こちらの記事もチェック!
【鍼灸師監修】生理前こそ甘いモノ厳禁!辛いPMSの症状を和らげるツボと生活のコツを伝授

自分の生理の状態をチェック!

「正常な月経」とは、脳から卵巣への刺激が全て順調にいくことによって起こります。強いストレスや低栄養状態が続くと、周期が乱れたり、場合によっては無月経の原因になったりすることに・・・。

生理周期 カレンダー

次の6つの項目は正常な月経の状態です。ご自身の月経をチェックしてみましょう!

■6つのチェック項目
①月経は一ヶ月に一回ある(周期は28日前後3日以内)
②月経痛はないか、軽く、鎮痛剤を飲まなくてすむ。(月経時は下腹部が重たいくらいで、月経後はほぼ無痛)
③月経日数は3~5日
④月経時に塊の経血がでない
⑤経血の色は暗紅色で、薄くもどす黒くもない。
⑥経血量が極端に少ない、もしくはいきなり多くなることがない

ひとつでも当てはまらない項目がある場合は、食生活や生活習慣を見直して、体質改善することをおすすめします。

「冷え」がさまざまな不調の元凶

では具体的に、どういったことを見直せば良いのでしょうか。

実は、さまざまな女性の不調の原因は「冷え」からくるといわれています。その冷えの大きな原因は、ずばり「栄養不足」。栄養が不足すると、私たちの体は生命を維持するために優先順位の高い場所から栄養を回し、優先順位の低い場所は後回しにしてしまいます。

その結果、栄養が十分に行き渡らない箇所がでてくるのです。

子宮もそのひとつ。栄養が足りないと、子宮にまで栄養が届きません。

冷え 女性

反対に考えれば、子宮まで十分に栄養が行き届いていれば、全身に栄養が巡っているということになります。女性にとって子宮は栄養状態のバロメーターなのです。

多くの女性が鉄不足。食事を見直してみて!

冷えがある女性に足りていない栄養の代表格が“鉄”です。

女性に必要な鉄の量は、1日に2mg。しかし、生理よって月30mgの鉄が失われてしまうため、どうしても不足しがちに。それが冷えをはじめ、疲れや倦怠感といったあらゆる不調の原因になっています。快適な毎日を送るために、普段から意識して摂取しましょう!

厚生労働省のHPによると、大人の男性では7.5mg/日、月経のある女性では11mg/日の鉄分の摂取が推奨されています。男性の1.5倍~2倍くらい量の鉄が必要だということです。

鉄の食材

鉄には、植物性の「非ヘム鉄」と、動物性の「ヘム鉄」があります。非ヘム鉄には、ほうれん草、ひじき、プルーンなどがあり、ヘム鉄は肉、魚、卵に多く含まれています。

実は非ヘム鉄は体への吸収率があまりよくありません。一方でヘム鉄は、非ヘム鉄の5~10倍もの吸収率があります!鉄というと、ほうれん草やひじきを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、効率的に鉄を摂取するためには、レバーや赤身の肉、アサリ、カツオなどの赤身の魚を積極的にとるのがおすすめです。

鉄は、鉄の吸収を助けてくれる栄養素と一緒にとるのがポイントです。果物や野菜に含まれるビタミンCや、肉や魚などに含まれるたんぱく質が鉄の吸収を促進してくれます。ビタミンCはブロッコリーやパプリカに豊富で、お肉やお魚料理に添えていただくのも良いですね。

 

「手足の冷え」は「子宮の冷え」と密接です。冷えが改善すると、毎月の生理が楽になるだけでなく、美肌にもなり風邪を引きにくくなり、下痢や便秘が解消するので、見違えるほど快適な毎日を過ごせるようになります。冷えの原因のほとんどが、栄養不足。だからこそ、毎日の食事を見直して整えることで、女性が抱える不調が改善していきます。明日から、体に優しいお食事を選択していきましょう。

片山真美

『インナービューティーダイエット協会』にて、インナービューティープランナーとして活動中。美腸に特化し、食からキレイと幸せを作る専門家として、旬の野菜や発酵調味料を活かしたレシピを紹介している。バレエ、ダンス、ヨガの経験から現在は「食×運動」についても勉強中。 Instagram @x.x.mami.x.x

LINE@友達追加


ライター募集

Posted by admin