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重湯のカロリーはどれくらい?お粥・白米とのカロリー比較、栄養の違いについてもご紹介

2019.6.1

白米を口にする機会はとても多いですが、ダイエット中はどうしても白米のカロリーが気になってしまいますよね。そこで、白米よりもカロリーの少ない重湯をダイエットに取り入れるという方法が話題になっています。今回は、重湯・お粥・白米のカロリーや栄養の違いについてご紹介していきます。

重湯とは?

重湯とは流動食の一種であり、お米に多量の水を加えてよく煮たお粥の上澄み液のことを指します。お米にその10〜20倍程度の水を加えて長時間煮たのち、ザルなどで漉すのが一般的な作り方です。重湯は離乳食や病院食として用いられることがほとんどですが、胃に負担がかかりにくいためファスティング後の回復食にも適しています。

重湯と白米・お粥の栄養の違いは?

重湯の主成分はほとんどが水分のため、それほど栄養価は高くありません。重湯1食分250gの栄養は、タンパク質が0.75g、炭水化物が11.75g、脂質が0gです。お粥や白米にも脂質はほとんど含まれておらず、お粥の栄養はタンパク質が2.75g、炭水化物が39.25gとなっています。また白米の栄養はタンパク質が4g、炭水化物が59.36gです。

重湯と白米・お粥のカロリーの違いは?

重湯のカロリーは、100gあたり21kcalとかなり控えめです。それに対しお粥のカロリーは100gあたり71kcal、白米のカロリーは100gあたり168kcalとなっています。1食分のカロリーを計算すると重湯は53kcal(250g)、白米は269kcal(160g)となり、白米を重湯に置き換えた場合、1食分だけでも200kcal以上の違いがあるのです。カロリーをしっかりとカットしたい時は、重湯が強い味方になるでしょう。

重湯のメリット

低カロリーな重湯ですが、栄養はそれほど多く含まれておらず、ほとんどが水分です。ダイエットに重湯を取り入れるメリットはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。

胃に負担がかからず水分補給にも

重湯が病院食や離乳食に使用されることからもお分りいただけるように、重湯は胃に優しいという特徴があります。また重湯のほとんどは水分のため、食事としてだけでなく水分補給にも役立つのです。

体が温まる

人間の体は、体温が上がると免疫力も上がります。そのため温かい重湯を摂ると、体温が上がって体の調子を整える効果が期待できるのです。あまり体を冷やしたくないという人に重湯はぴったりと言えます。

重湯のデメリット

重湯をダイエットに取り入れる方法にはデメリットもあります。極端なダイエットは体調不良やリバウンドしやすい身体を作ってしまい逆効果となる場合もありますので、ほどほどにしておきましょう。

炭水化物のみで栄養が偏る

繰り返しご説明しておりますが、重湯はほとんどが水分のため栄養素の摂取には向いていません。そのため重湯ばかりを摂取していると栄養が偏ってしまい、かえって痩せにくい体質になってしまうこともあります。重湯を食事に取り入れる時は、副菜で栄養のバランスを整えるようにしてください。

しっかり噛むことがおろそかになる

重湯は液状のためあまり噛む必要がなく、そのまま飲み込んでしまうことがほとんどでしょう。噛まずに飲み込んでしまうと唾液が十分に分泌されないため、消化に必要な酵素反応を活発化することができません。日常的な食事に重湯を取り入れるのであれば、野菜など噛み応えのあるものをメニューにプラスすることをおすすめします。

重湯を主食にする場合は病院食のカロリー・栄養の基準を参考に

効率的にダイエットをするためには、1日の消費カロリーが摂取カロリーを上回るようにすることが重要です。しかしカロリーを気にして重湯しか口にしないような偏った食事をしていると、十分な栄養を摂取することができないため注意が必要です。
カロリーが控えめでバランスの取れた食事を摂るためには、病院食の基準となっているカロリーや栄養バランスを参考にすると良いでしょう。病院食には、それぞれの患者の病状に合わせた「特別治療食」と、特別な栄養成分の制限・強化の必要のない患者に向けた「一般食」があります。
ダイエットのため病院食を参考にする場合は、一般食の栄養バランスやカロリーの基準に注目しましょう。一般食は、年齢や性別に合わせた1日の消費カロリーを基準とし、3食の合計カロリーが1400kcal〜2200kacl程度におさまるように計算されているためダイエットにぴったりなのです。重湯を主食として、大根などの野菜を入れたスープをプラスしたりなど、噛み応えにも注目してメニューを組んでみましょう。

重湯ではなく三分粥で代用もダイエットに効果的

重湯がまずくて食べにくいという場合は、三分粥で代用しても構いません。三分粥とはお米の分量の20倍の水を入れて煮たお粥のことで、お粥の種類の中でもっとも水分が多いものを指します。三分粥であればお米の粒がしっかりと残りますので、重湯より食べやすいでしょう。三分粥に少し塩を足したり、溶き卵を入れてみたりなどアレンジを加えるとより美味しく、栄養バランスも整いやすくなります。

最後に

今回は、重湯のカロリーや栄養、ダイエットに取り入れる際のポイントについてご紹介しました。健康的にダイエットするためには、カロリー制限だけでなくバランスの良い食事を心がけることがとても大切です。白米を重湯やお粥に置き換える時は、病院食の栄養基準を参考に副菜をプラスしてみてくださいね。栄養バランスに気をつけながら上手に重湯を取り入れて、理想的な体を目指しましょう。

岡 清華

監修者:岡 清華(おか さやか)

管理栄養士/ヨガトレーナー。管理栄養士過程 大学卒業後、健康と食の知識を深めるために、ハワイのカウアイ島にてアーユルヴェーダを学ぶ。広尾の会員制ヨガスタジオ「デポルターレヨガ」でトレーナーを務めた他、管理栄養士として食事の指導やイベント開催、メニュー開発などに携わり、現在は産業、健康経営事業にも取り組んでいる。Instagram @okasaya

text:common編集部

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