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管理栄養士が教える、冷えに効く「生姜紅茶」の作り方。生の生姜じゃ効果半減!

2019.10.16
生姜紅茶の作り方

生姜と紅茶を合わせた「生姜紅茶」。冷えの改善に効果があることで知られています。冷えは、免疫力の低下や疲労感、倦怠感などさまざまな不調に繋がります。また、むくみやすくなったり、便秘になり代謝が悪くなったりと、ダイエットにも悪影響!「生姜紅茶」の効果的な作り方を知って、冷えやダイエット対策をしていきましょう。

生姜紅茶のカロリーは高カロリー?ダイエット中でもOK?

美容やダイエットに良さそうな飲み物の中には、実はカロリーが高く太ってしまうものもありますが、今回ご紹介する生姜紅茶はどうなのでしょう。まずは生姜紅茶のカロリーをご紹介します。

生姜のカロリーは100グラムあたり約30キロカロリー。10グラムあたり3キロカロリー、1グラムあたり0.3キロカロリーほどと低カロリーであることが分かります。生姜紅茶に使う生姜の量は1~2グラムなので、1キロカロリー以下となりほぼゼロカロリー。紅茶もカロリーはほとんど無いと考えて良いでしょう。

鍵を握るのは、甘さを加える甘味料です。

紅茶に生姜を加えただけでも飲むことはできますが、生姜紅茶は砂糖などを加えて飲むことが多いですね。そこで入れ過ぎてしまうと、カロリーの高い飲み物になってしまうので注意しましょう。

気になるカロリーですが、グラニュー糖で、小さじ1杯14キロカロリー、三温糖で小さじ1杯11キロカロリー程度です。この量におさえておけば、1杯15キロカロリー以下の飲み物になるので、ダイエットにはさほど影響はないと思います。生姜紅茶は、ダイエット中でも飲める、比較的低カロリーな飲み物だと言えますね。

砂糖の種類別カロリー比較(大さじ1杯・小さじ1杯)と上手な摂取方法は?

冷えや疲労回復に効く!生姜の栄養成分

・生姜の「ショウガオール」「ジンゲロール」

生姜の主成分である「ショウガオール」「ジンゲロール」が、冷えの解消に役立ちます。それぞれ血行促進や胃を刺激し体を温める作用があります。

・生姜の「シネオール」

また、生姜には、「シネオール」という香り成分も含まれています。疲労回復、食欲増進、解毒、消炎作用があります。生姜紅茶は、お疲れ気味のときにもおすすめの飲み物です。

生姜紅茶は、蒸し生姜で冷え解消効果をアップ

生姜の加工方法

生姜紅茶をつくる際、紅茶にすりおろした生姜を使うこともあるようですが、効果を得るには、加熱・乾燥した生姜がおすすめです。実は、生の生姜と加熱・乾燥した生姜とでは、作用が変わってきます。

「ジンゲロール」は、生の生姜に含まれる辛み成分です。ショウガオールの成分は血行を促進させ、発汗作用を促したり、身体を温めたりする働きがあります。しかし、ショウガオールは体の深層部までは温めることはありません。

「ジンゲロール」は、加熱や乾燥よって「ショウガオール」に変化します。

ショウガオールは、体の深層部を刺激し熱を作り出す手伝いをしてくれます。さらにこの暖かさが、長時間じわじわと持続します。より深く、芯から温まるためには、ショウガオールが含まれる加熱や乾燥の調理をした生姜を使って、生姜紅茶を作ると良いのです。

ジンゲロールとショウガオールの違い

  • ジンゲロール(生の生姜):血液の流れを促進
  • ショウガオール(加熱・乾燥生姜):深層部から熱を作り出す

生姜紅茶の冷え解消効果を高める、蒸し生姜の作り方

蒸し生姜の作り方をご紹介していきます。これで、ジンゲロールをショウガオールに変化させることができます。

1、 生姜を水で洗い、水気を拭き取る
2、 皮ごと1,2mmほどの厚さにスライスする
3、蒸し器の中に蒸し布を敷き、スライスした生姜を重ならないように並べる
4、30分程度蒸したら、ざるなどに並べ、丸1日天日干しする

これで蒸し生姜の完成です。室内の場合は、1週間程度干し乾燥させてください。
チャック付きの袋や保存容器などにいれて密閉させ、常温保存しましょう。しっかり乾燥させていれば3か月程度日持ちします。

生姜紅茶には、生姜パウダーが便利!

蒸し生姜をつくるのが面倒だという方は、市販の生姜パウダーを使ってみても良いでしょう。ショウガオールに変化した状態ですし、保存がきいてお料理にも取り入れやすいです。

生姜チューブじゃだめなの?

生姜チューブには、さまざまな添加物が入っています。生姜の他、でんぷん、デキストリン、ソルビトール、酒精、酸味料、安定剤、酸化防止剤、調味料、香料・・・などなど。これにより、本来の生姜の力は発揮されない可能性もあります。風味付けには良いですが、冷え解消が目的なら、ぜひ蒸し生姜や生姜パウダーを使ってみてください。

辛い冷えを解消!生姜紅茶の作り方

生姜紅茶の作り方

作り方は簡単です。紅茶は、ティーパックでもかまいません。お好みのものを用意しましょう。

1、 紅茶をいれる
2、 耳かき1杯(1~2g)ほどの紅茶パウダーをいれる
3、 味をみながら甘味料を加える

ダイエットのことを考慮するならGI値の高い白砂糖は、避けておきましょう。栄養のある、黒砂糖や甜菜糖(てんさいとう)がおすすめです。

生姜紅茶は朝~昼に飲むのがおすすめ

紅茶を飲む女性

生姜紅茶は1日1~2杯飲むのが良いとされています。飲む時間帯は15時までにしましょう。紅茶にはカフェインが含まれているなら、交感神経を刺激し安眠を妨げてしまう可能性があるからです。生姜紅茶は、朝~昼にかけての時間帯で取り入れてみると良いでしょう。朝であれば習慣にしやすいですし、身体を温めて1日を始めることができます。

どうしても寝る前に生姜紅茶で温まりたい、という場合はノンカフェインの紅茶を用意してみてください。

生姜の摂りすぎには注意

生姜は刺激が強い食材なので、大量に摂取してしまうと身体に影響を及ぼす可能性もあります。胃酸の分泌過多になってしまうこともあるようです。特に、胃腸が弱い人は気を付けてください。

生姜紅茶をつくるときには、一気に生姜をいれないこと。少しずつ味をみて調整していきましょう。生姜を一度にたくさん食べたからと冷えが治るわけではないので、日々少しずつとりいれてみてください。

 

生姜紅茶でぽかぽかな身体に

冷え対策にとりいれたい、生姜紅茶についてご紹介しました。生の生姜ではなく、加熱・乾燥された生姜をつかうのが、効果をしっかり得るための最大のポイントです。冷えが解消され体温が上がれば、ダイエット効果も狙えるかも!?ぜひ試してみてください。

岡 清華

監修者:岡 清華(おか さやか)

管理栄養士/ヨガトレーナー。管理栄養士過程 大学卒業後、健康と食の知識を深めるために、ハワイのカウアイ島にてアーユルヴェーダを学ぶ。広尾の会員制ヨガスタジオ「デポルターレヨガ」でトレーナーを務めた他、管理栄養士として食事の指導やイベント開催、メニュー開発などに携わり、現在は産業、健康経営事業にも取り組んでいる。Instagram @okasaya

編集:common編集部

Posted by kamoshita