「バターは高カロリーで太る」は古い!最新バターはダイエットの味方になるって知ってた?

バターといえば油の固まりや高カロリーといったイメージがあるのではないでしょうか。たしかにその通りですが、実は最近になって『バターはダイエットにいい』らしいという情報がでてきました。はたしてその真相は・・・?今回はさまざまな種類のバターのカロリー、バターを使ったダイエットの方法をご紹介します。
バターって太るイメージだけど・・・
バターは生乳から取れる乳脂肪を固めた物です。主成分が脂肪なだけにほとんどが油で構成されています。油といえば『太る』『カロリーが高い』という理由で、これまでダイエット業界では当たり前のように避けられてきました。
しかし、ここ最近になって『バターはダイエットの強い味方になる』という情報がでてきたのです。高カロリーでダイエットの敵というイメージがあったバターはたちまち見直され、今や正反対の評価を得るようになりました。
ただし、肯定的な意見もあれば否定的な意見もあるので、今のところ必ずしもダイエットの味方になるとは断言できません。今回は、バターはダイエットの敵か味方かを考えていきたいと思います。
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バターの種類とカロリー
バターには乳脂肪とビタミンAが豊富に含まれています。また、吸収率も良いので胃腸が弱い人でも朝から食べる事が可能です。しかし女性が気になるのはビタミンとか吸収率ではなく、カロリーではないでしょうか。
<一般的なバターのカロリーの例>
・有塩バター100g・・・745kcal
・食塩不使用バター100g・・・763kcal
メーカーによって違いはありますが、有塩バターも食塩不使用バターもほぼ同じカロリーのようですね。しかし、実際に使う量は食パン1枚で10gほどなので、そこまでカロリーを気にする必要はないかもしれません。
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『グラスフェッドバター』『ギー』新たなバターに注目!
バターといっても製法の違いや食塩の有無など、たくさんの種類があります。ここでバターの種類をご紹介しますので、それぞれの特徴をチェックしてみましょう!
1.有塩バター「100g=745kcal」
トーストやじゃがいもなど素材を活かしたいときに使われる事が多いバターです。100gあたり1.5gの食塩が含まれていますので調味料としても便利かもしれませんね。
2.食塩不使用バター「100g=763kcal」
お菓子をつくるときによく用いられるバターです。塩分を控えている人からも需要があります。食塩は入っていませんが、原料である生乳に含まれている塩分は入っています。
3.発酵バター「100g=752kcal」
原料の生乳からつくったクリームを乳酸菌で発酵させたバターです。発酵バターはヨーロッパでは主流のバターで、その味はまるでクリームチーズのようなコクがあります。
主にこの3種類のバターが基本です。しかし最近は、バターのバリエーションが増えており、これまでとは違うヘルシーなバターも出てきました。それが『グラスフェッドバター』と『ギー』です。
1.グラスフェッドバター「100g=745kcal」
グラスフェッドバターとは、牧草だけで育った牛の生乳でつくったバターの事です。牧草を食べて育った牛は、穀物を食べて育った牛(グレインフェッド)よりも健康に育ちます。味はクリーミーかつヘルシーでとても美味しいのですが、少し草の臭いがするかもしれません。
栄養面では通常のバターよりも、不飽和脂肪酸を多く含んでいます。不飽和脂肪酸とは魚やオリーブオイルにもある脂質の事です。中性脂肪やコレステロールを下げる効果があるといわれています。この事からダイエットでも上手く利用すれば痩せる事が可能かもしれません。
2.ギー「100g=900kcal」
ギーとは発酵無塩バターから抽出したバターオイルの事です。煮詰めてつくるので水分や糖分、タンパク質が除去されています。それによって、通常のバターよりも腐敗しづらく、香りが豊かなのが特徴です。
栄養面では通常のバターよりも、中鎖脂肪酸が多く含まれています。中鎖脂肪酸は身体のエネルギー源になるのですが、糖質と違い身体に溜まりにくいといった性質があるのです。活動エネルギーは欲しいけど脂肪はつけたくないという女性にはピッタリのバターオイルかもしれませんね!
カロリーは高いですが実際には数グラムでじゅうぶんなので、バターよりも摂取カロリーは控えめになります。
バターに似ているけどマーガリンはNG!
バターは生乳から取り出したタンパク質と脂肪を固めた物です。対してマーガリンは植物性油の液状の油脂を人工的に固形化にした物の事をいいます。
動物性と植物性の違いだけに見えますが、実は人工的に固形化したマーガリンには『トランス脂肪酸』が多く含まれているのです。
トランス脂肪酸は過剰に摂取すると「LDLコレステロール」が増加したり、「冠動脈生疾患(心臓疾患)」のリスクを高めてしまうかもしれません。摂取量が多いアメリカではトランス脂肪酸を減らす事に力をいれているようです。
健康のことを考えるなら、マーガリンの使用は控えた方が良さそうです・・・。
バターのダイエットへの取り入れ方!バターコーヒーダイエット
バターを活用したダイエット方法として代表的な、バターコーヒーダイエットをご紹介します。ポイントはヘルシーなグラスフェッドバターかギーを使う事です。
バターコーヒーダイエットは、起業家のデイヴ・アスプリー氏が紹介したダイエット法です。バレットプルーフコーヒーや防弾コーヒー、完全無欠コーヒーとも呼ばれています。詳しくご紹介しますので試してみてくださいね!
<バターコーヒーの作り方>
上質な豆を使ったコーヒーにグラスフェッドバターを大さじ1杯(10g)MCTオイル大さじ1杯入れます。コーヒーは質が良ければ豆でもインスタントでもOKです。
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<バターコーヒーダイエットのやり方>
1.朝食の代わりに飲む
グラスフェッドバターがコレステロールや中性脂肪を排出を助け、コーヒーが代謝の向上と脂肪分解を促進するといわれています。腹持ちが良く、カロリーも1杯200kcalほどなので朝食よりもダイエットには良さそうですね!
2.夕食から朝食まで16時間空ける
夕食を19時に食べたら次は11時にご飯を食べます。朝はご飯の代わりにバターコーヒーを飲みましょう。なお、昼食と夕食は食事制限がないので極端でなければ、ある程度自由に食べる事ができます。
3.昼食と夕食は6~8時間以内に食べる
夕食から昼まで16時間空けるためにも、昼食から夕食の間は6~8時間ほどにしましょう。
以上がバターコーヒーダイエットのやり方です。時間がポイントになりますので、自分の生活リズムを変える必要があります。
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料理にもバターを使ってダイエット!
バターコーヒーダイエットだけでもいいのですが、せっかくなのでいろいろな物にバターを使ってみましょう!
例えば、サラダ油代わりにバターを使ったり、ドレッシングの代わりにバターを使うといった方法などがあります。ただし、カロリーがありますので摂りすぎないようにしてくださいね!
バターをダイエットに活用しよう!
バターはダイエットの敵、というイメージが少し変わったのでは?方法をご紹介しました。ポイントは、グラスフェッドバターやギーを使う、バターコーヒーダイエットは時間が大事の2点になります。必ず結果がでるというわけではないので、まずは普段摂取している脂質をバターに変える事からはじめてみてはいかがでしょうか。ぜひ挑戦してみてくださいね!