【ホルモンのカロリーと脂質一覧】ダイエット中はホルモンの食べ方に注意!

コリコリとした食感が特徴のホルモンは、お酒のおつまみや焼肉を代表する食材ですね。好きな方も多いと思いますが、カロリーや脂質が高いイメージがあり、ダイエット中に食べると太るのでは…?という印象がありますよね。部位ごとのホルモンのカロリーやダイエット効果を高める食べ方を知りたい方の為に徹底的に調べてみました!
部位ごとのホルモンのカロリー一覧はコチラ
部位ごとのホルモンカロリー一覧はコチラになります。食べる時の参考にして下さいね。
・シマチョウ(大腸)のカロリー
大腸部分のお肉をシマチョウと言います。一般的な部位で、こてっちゃんと呼ばれてもいます。硬めの食感が特徴のホルモンですね。豚と牛だとカロリーが少し異なり、豚シマチョウで100g179kcal、牛シマチョウで100g162kcalなので、牛の方がカロリーが少ないです。
・マルチョウ(小腸)のカロリー
小腸のことをマルチョウと言います。柔らかめで脂が多く乗っている部位なので、その分カロリーは高めです。豚マルチョウで100g171kcal、牛マルチョウで100g287kcalなので、食べる時は豚マルチョウが良いと思います。
・シロコロホルモン(大腸)のカロリー
大腸のことをシロコロホルモンと言います。先程説明したシマチョウと同じ部位になります。シマチョウと同じ部位になるのでシロコロホルモンのカロリーも豚は100g179kcal、牛は100g162kcalです。シロコロホルモンもやはり低カロリーなのは間違いないですが、シロコロホルモンのカロリーを下げるにはタレでなく、塩さっぱりと食べるのがおすすめです。また、シロコロホルモンは弾力がああるのでよく噛んで食べることで満腹感が得られて、結果的に摂取カロリーが抑えられることも。
・ギアラ(胃)のカロリー
牛の4つあるうちの第4胃のことを言います。赤センマイとも言われています。ギアラのカロリーは100gあたりおよそ330kcalとなっています。ホルモンは全体的に低カロリーではありますが、ギアラはホルモンの中では高カロリーの部類になります。ギアラは4つある胃の中でも脂身が多いためホルモンの中でも高カロリーです。ギアラは濃厚な味わいで歯ごたえがあるのが特徴ですが、カロリーが高いので食べ過ぎには注意しましょう。
・ハツモト(動脈)のカロリー
心臓近くの大動脈のことをハツモトと言います。味は淡白ですが、コリコリとした食感が特徴です。ハツモトのカロリーは調べてもわからなかったのですが、心臓である牛ハツのカロリーは100gあたり140kcal、豚ハツのカロリーは100gあたり135kcalほどとなっています。ハツモトはホルモンの中でも低カロリーと言われています。ハツモトは低カロリー高たんぱく質なのでダイエット向きの部位と言えます。淡白な味なのでタレをたくさん付けてしまいがちですが、カロリーが高くなってしまうのでハツモトを食べるときは注意しましょう。
ホルモンのカロリーは意外に低い?太るイメージがあるのはなぜ?
ホルモンは大腸と小腸の違いや、牛か豚かでもカロリーが変わってきますが、意外にカロリーは低め。なのに太るイメージがあるのは何故なのでしょうか…?
・味付けが濃い為カロリーが高くなる
ホルモンは基本的に無味ですが、少し臭みがあることもあり、味付けが濃いめになる傾向にあります。ニンニクや唐辛子などと一緒に炒めるとかなり美味しいのですが、食欲増進効果によって食べ過ぎてしまい太る原因になることも。
ちなみに、豚ホルモンの脂質は11.9gあります。成人で1日2000kcalが必要な方の脂質の必要摂取量は55gという計算になりますので、食べすぎると脂質オーバーとなり太るので気をつけて下さいね。
ホルモンの食べ方によっては太るので注意!食べ方や調理方法の注意点について
ホルモン自体はそこまでカロリーが高くなく、糖質が一切含まれていないので糖質制限ダイエット中でも食べられますが、食べ方や調理方法によっては太る原因になるので気を付けましょう。注意点についてまとめてみました。
・野菜と一緒に食べる
ホルモンは野菜と一緒に食べることで、余分な脂分を野菜が吸収してくれるのでヘルシーに食べることが出来ます。たっぷりのキャベツと一緒に食べると便秘改善効果や満腹感を得やすくなるのでオススメです。
・お酒と一緒に食べると食欲増進&カロリー吸収率が良くなるので注意
お酒は食欲を増進させ、カロリーを過剰に取り入れる働きがある為、ホルモンと一緒に食べるのはNG!お酒のおつまみに合うホルモンですが、ダイエット中は一緒に食べないようにしましょう。
・炭水化物を控えるとダイエットパワーがUP!
せっかく糖質が低いホルモンですから、炭水化物を控えると更にダイエット効果がUPします!ホルモンでカロリーや糖質を抑えても、ごはんを大盛りで食べてしまうと無意味になってしまうので、炭水化物の量も調節してみて下さいね。
ホルモンのダイエット効果は?気になる効果を調べてみた!
ホルモンはダイエット中でも食べられると言われているポイントが2つあります。
・脂質が予想より低い
ホルモンの脂質は意外に低く、豚ホルモンで100g中11.9gほど。100gの量は一人前分の量になりますので、こうして数字で見ると意外に低いことが分かります。調理する時は炒め油を少なくしたりすることで、脂肪としてつきにくくなるのでオススメですよ。
・食べ応えがある固さなので満腹感を得やすい
一般的なホルモンは固く噛みごたえがあるので、よく噛んで食べると思います。よく噛んで食べることは満腹中枢を刺激するので、早い段階で満腹効果を得られるので食べすぎを抑えてくれるんです。
ホルモン鍋のカロリーはどれくらい?
ホルモンは焼肉以外にお鍋での食べ方も人気です。もつ鍋とも呼ばれるホルモン鍋のカロリーは一人前で390kcalほどとなっています。すき焼き鍋(一人前約490kcal)、しゃぶしゃぶ鍋(一人前約450kcal)などの鍋のカロリーと比べるとホルモン鍋のカロリーは低いということが分かります。
そして、焼肉でホルモンを食べるよりもホルモン鍋の方が一緒に野菜もたくさん食べられるので、カロリーは抑えられると言えるでしょう。ただ、ホルモン鍋に食欲を増進するにんにくを入れたり、シメの炭水化物の量次第では高カロリーになってしまうので注意しましょう。
・ローソンで人気のホルモン鍋のカロリーは?
ローソンの冷凍コーナーに置いてあったホルモン鍋をご存知でしたか?ローソンのホルモン鍋のカロリーは一人前(240g)280kcalになっています。ローソンのホルモン鍋のカロリーはおかず一品のカロリーとしても低いのでダイエット中でもおすすめです。
ローソンで人気のホルモン鍋はガスコンロにそのまま乗せて火にかけるだけで簡単に食べられるホルモン鍋になっています。一人暮らしの方、おつまみ、おかず一品としても低カロリーで調理しやすくおすすめです。
ローソンのホルモン鍋は味も本格的でご飯にもよく合いますが、ご飯の食べ過ぎはカロリーオーバーになります。アレンジとしてお野菜を更に足すことでローソンのホルモン鍋の量をカサ増しできるので、カロリー控えめで満足感を得ることができるはずです。
ホルモンの糖質量はどれくらい?
これまではホルモンのカロリーについてまとめてきましたが、ダイエット中の方にはカロリー以外にホルモンの糖質量も気になるところですよね。続いてはそんなホルモンの糖質量についても調べてみました。
・ホルモンの糖質量一覧
ホルモンの糖質量も部位によって異なりますが、ホルモンは全体的に糖質量もかなり低いです。ホルモンの中で唯一糖質量が多い部位としてレバーが挙げられますが、100gあたりの3.7gほど。その他のホルモンの糖質量は一覧を見てもほぼ1g以下です。ホルモン以外の牛肉も100gあたりの糖質量は1g以下なので、焼肉は糖質制限中でも食べられるということになりますね。
<牛ホルモンの種類別糖質量>
シマチョウ:0g
マルチョウ:0.2g
ギアラ:0g
ハツ:0.1g
タン:0.2g
レバー:3.7g
・ホルモンを使った糖質制限中におすすめの料理レシピ
ホルモンの糖質量はほとんどが1g以下なので、糖質制限ダイエット中の方は食べ応えもあってカロリーも糖質も低いホルモンをぜひ取り入れて頂きたいですよね。ホルモンは味が淡白なので、「こてっちゃん」などタレ付きのものを使う方も多いと思いますが、タレはカロリーも糖質も多くなってしまいますのでホルモンの糖質制限レシピには不向きと言えます。
糖質制限中におすすめのホルモンレシピをご紹介します。
<ホルモンを使った簡単糖質制限レシピ>
【材料】
・ 牛モツ(下処理済み)
・ ネギ
・ こんにゃく
・ 大根
・ しいたけ
・ にんじん
・ しょうが
・ 調味料:味噌・醤油・日本酒・みりん・砂糖・塩
【作り方】
① 野菜を食べやすい大きさにカットする
② モツと野菜、味噌以外の調味料をすべて炊飯器に入れる
③ 調理モードで炊く
④ 終わったら味噌を溶かして味を調えて完成
使っている野菜やこんにゃくなども糖質が低い食材ですので、ホルモンを使った野菜たっぷりの糖質制限モツ煮レシピをぜひ試してくださいね。
カロリーが低いホルモンでも食べ過ぎには注意!
カロリーや脂質が高いイメージのホルモンでしたが、ここまで読んでいただくと、ホルモンのダイエットへのマイナスイメージも変わるかと思います。ただし、食べすぎてしまったり調理方法を間違えてしまうと太る原因にもなるので注意しましょう。
ホルモンを食べる時は…
- お酒と一緒に食べない
- 炭水化物を減らす
- 調理する時は味付けを薄くする・調理油を控えめにする
- 野菜と一緒に炒めて食べる
この4つのポイントに注意して下さいね。ちなみにホルモンの糖質は0%ですので、糖質制限中でも食べられる食材だと言えます。ホルモンが好きだという方は、調理や食べ方を工夫してダイエットに取り入れていきましょう!
text:common編集部