【YMC監修:動画付】ぽっこりお腹解消♡美腸をつくる「座位のねじりのポーズ」のやり方
腸を刺激&自律神経を整えて便秘解消に役立つヨガのポーズ「座位のねじりのポーズ(アルダマッツェンドラーサナ)」を、YMCメディカルトレーナーズスクール東京・新宿校のヨガインストラクター・乃万由芙子先生に教えていただきました。
ヨガで便秘解消しよう♡
モデルやタレントなど、綺麗な人は必ずと言っていいほど取り入れているヨガ。「身体が固いからムリ!」や、「難しそう・・・」なんてイメージを持っている方もいるかもしれませんが、ヨガは気軽に誰でも行うことができます。
「でも、いきなりレッスンに通うのはハードルが高い」と思っているなら、まずは自宅でできるヨガのポーズから日常に取り入れてみませんか?動画を見れば動きもわかるので、初心者でも簡単にできますよ♡
今回は、便秘解消に効果がある「座位のねじりのポーズ(アルダマッツェンドラーサナ)」をご紹介します。
便秘によるデメリットって?
そもそも便秘だと、どのようなデメリットがあるのでしょう。
・代謝が悪くなり、太りやすくなる
腸内に、老廃物である便が溜まったままになっていると代謝が悪化!代謝が悪くなると、太りやすく痩せにくい体質になってしまいます。ダイエットのために食べる量を減らしているという方は、栄養バランスも偏りがちで、特に便秘になりやすいので注意しましょう。
・ぽっこりお腹になる
便秘が続くと、下っ腹がぽっこりとした状態になることも。便秘が解消されると、体重も減り、お腹もすっきりします。
・肌荒れの原因に
便秘が続くとニキビなどの肌荒れをすることがありますが、これは体内に溜め込まれた便が腐敗し有害物質を発生させているからと言われています。ニキビの他にも肌の透明感が消えくすんでしまった、ハリがなくなってきたと感じる方もいるようです。
・体臭や口臭に悪影響が
便秘が続いて発生した有害物質は血中をめぐり、全身に流れていってしまいます。これが肺に届くと、吐息となり悪臭を発生させてしまいます。便秘による口臭は、便に似たニオイを放つと言われています。さらに、汗や体臭からニオイがすることも!たかが便秘、と放っておくのは恐ろしいですね・・・。
便秘解消に効く!座位のねじりのポーズの効果
さまざまなデメリットがある便秘。放置せずに「座位のねじりのポーズ(アルダマッツェーンドラーサナ)」を取り入れて改善していきましょう。このヨガポーズが便秘解消に効く理由をご紹介します。
・腸をねじって腸を刺激
座位のねじりのポーズでは、腰回り、上半身をねじることで鈍っていた消化器官や腸を刺激し、ぜん動運動を促すことで便秘を解消する効果が期待できます。
・深い呼吸で排便を促す
また、便秘には自律神経が大きく関わっています。自律神経のバランスが乱れ、交感神経ばかりが優位になってしまうと便秘の原因になります。ヨガで呼吸に意識を向け、ゆっくりと深く呼吸を繰り返すことで副交感神経が優位になり、排便を促す効果があります。
ですから、呼吸を止めずにゆっくりと行うことによって、より効果を実感することができます。ポーズをうまく取ろうとせずに、深く呼吸することを意識して行ってみてくださいね。
・姿勢改善、腰痛緩和
優しくひねり、背中をほぐすことで猫背の改善にも役立ちます。また、軽い腰痛の緩和にも効果があります。
それでは早速、やり方を見ていきましょう。
便秘解消!座位のねじりのポーズ(アルダマッツェンドラーサナ)のやり方
1、長座になる
マットの上に長座(足を伸ばして座ること)になります。足を伸ばすのがキツかったら、膝を軽く曲げても大丈夫です。
2、左足を右足の横に置く
左ひざを曲げ、右足をまたいで床に置きます。この時、両方の坐骨と左足の親指がしっかり床につくようにしましょう。
3、右足を曲げて寄せる
両方の坐骨と左足の親指の骨が床につき安定していたら、伸ばしていた右足を曲げて左のお尻の横まで持ってきましょう。ただし、この時に左のお尻が浮いてしまうようであれば右足は伸ばしたままにして置きましょう。
4、右手で左ひざを抱え、背筋を伸ばす
右手で左ひざを抱え、背筋をまっすぐ伸ばします。
5、左手を後ろにつく
息を吐いて左肩の力を抜きます。息を吸って左手を天井に向かって高くあげ、息を吐きながらお尻の後ろに手をつきます。手は、カップを持つような形の「カップハンズ」で、指先を床につけるようにしましょう。
6、一度脱力する
息を吸ってまっすぐ前を見て、息を吐きながら背骨の余分な力を抜いて脱力しましょう。
7、体をねじる
息を吸って後ろの手で床を押して背筋を伸ばして、息を吐きながら体を左へねじります。この時、みぞおちの裏の方からねじるように意識してください。目線はそのまま真っすぐ前を見るか、余裕があれば左の肩越しを見ます。呼吸が詰まるようであれば、目線は体の正面に戻してください。
まぶたは閉じても構いません。ここで深く3〜5呼吸します。
8、元に戻り、脱力
息を吸いながらゆっくりと前に戻り、両手を左ひざの上で重ねておでこを乗せ、息を吐いて脱力。反対側も同様に行いましょう。
便秘解消に効果がある「座位のねじりのポーズ(アルダマッツェーンドラーサナ)」をご紹介しました。みぞおち裏からしっかりねじることと、ゆっくりと深い呼吸をすることがポイントです。朝晩2分ずつ行えば、スルッと便秘を解消できること間違いなし♡
講師:乃万由芙子
学生時代のインドへの旅にて、インド哲学に心惹かれ、それをきっかけにヨガを始める。ヨガの考え方が人生をより生きやすく、自分らしくさせてくれることを実感し、その人らしさ、その人が1番穏やかにいられる方法の糸口を伝えていきたいと思いヨガ講師になる。
担当講義:ヨガインストラクター養成2級、マタニティヨガインストラクター養成
取得資格:IHTA認定ヨガインストラクター
text:Eri Sakata